デンマークで住宅探し
1, 私の住宅探し体験談
私は2018年8月に日本を飛び立ちデンマークにやって来ました。
2018年8月〜2019年6月までは、学生ビザでフォルケホイスコーレという国民学校に通っていました。
このフォルケホイスコーレは全寮制。しかも食事も朝・昼・晩3食、週末はブランチ・晩ご飯の2食がしっかりと出るので食費も掛かりません。なんとありがたい😂
入学前に支払う学費に《学費・寮費・食費・修学旅行費》が全て含まれているので学費を支払ってしまえばこちらに来てから生活に困る事はないんです。
フォルケホイスコーレでの生活を終え、デンマーク語をより上達させたいと思うようになり、2019年7月よりワーホリビザに切り替えてもう1年デンマークで過ごすことに決めました。ここからデンマークでの住宅探しの始まりです。
今思い返すと、本当に大変でした😂💦正直デンマークでの住宅探しはもうこりごりです・・😂
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デンマークではそもそもどうやって賃貸住宅を探すのでしょうか。
デンマークには日本のように賃貸向け不動産がありません・・😨
そのため、
- Facebookグループに投稿
- 住宅情報サイトから探す
- 住宅会社のWaiting Listに登録する
- 知り合いのツテに頼る
などが住宅探しのツール✏️
住宅会社のWaiting Listは登録しても少なくとも数年待たなければならないので不可能・・。
知り合いに住む場所を探しているということは公言していましたが、すぐに住む場所は見つからなそう・・。
そうなるとFacebookグループと住宅情報サイトから探すしかない。
私の日本人の友人がFacebookから住宅を探そうとしたところ詐欺に遭ったと聞いたことがあったので、私は住宅情報サイトから住宅を探すことにしました。
私が使ったのはBoligPortalという住宅探しサイトです。
他にも住宅情報サイトはいくつかありますが、賃貸住宅を探すには一番有名なサイトであること、かつデンマーク人の知人曰く住宅情報サイトの中ではBoligPortalが一番信用出来るとのことだったのでこのサイトを使うことにしました。
こちらがBoligPortalのwebサイト⇩
サイトでは色んな物件を見ることが出来ますが、家主へ直接メッセージを送るには有料会員(1ヶ月約5000円)にならなければなりません。
5000円ってちょっと高いな・・😨と思ったものの、家主にメッセージが送れなければ見学も出来ないし住む家も見つけられない・・。そのためしぶしぶ払うことに。
良さそうな物件を15〜20軒ほど見つけ、家主にメールを送りました。
がしかし!!!
家主から直接連絡が来たのは半分ほど。困ったことに返信が遅く、連絡が来たのはメッセージを送った数週間後でした😱
残りの半分は家主からではなく自動メールで、入居申し込み済みの人がすでにいるというお知らせメールでした。この自動メールも早く送られてくるならいいのですが、メールを送った1〜3ヶ月後に来ました・・。遅すぎる・・😱
日本だったらありえないですよね・・。
こういう所は日本はちゃんとしていて良いなとつくづく思います。こっちはお金を支払って有料会員になったのに・・。
メールやっと来た!!と思ったらもう住む人が見つかりましたーってメールばかりだったので、待って気落ちして、待って気落ちして、待って気落ちして・・の延々繰り返し。
この時はかなり精神的にきましたね😂(笑)
とある物件は数日で71人から連絡が来たとメールに記載されていました😱💦
倍率高し・・なんだかまるで就職活動並みにハードだなと感じました💦
そんなこんなで家主さんとやりとりをしてなんとか見に行けた物件は2軒。
1軒目に見に行った物件はサマーハウス。
とても綺麗で広々としていて、かつ家具付き、冷蔵庫・オーブン・洗濯機付きだったのでとっても魅力的でした✨
しかし知人に相談したところ、「サマーハウスは夏はいいけれどこれから長い冬が始まって日も短くなるから、そのことも考慮した方がいいよ」と言われました😕
物件は本当に文句なし!でしたが、交通の便が悪いことがちょっとネック。車があったら問題ないのですが、私は免許を持っていない・・。
かつ一番の問題はサマーハウスは住所が取得出来ないこと😨💦住所が取得出来ないのは困りますよね。
結果、色々問題があったのでお断りすることに。
でも本当に素敵な物件だったので、こんなお家にいつか住めたらいいなぁと今でも思います。
サマーハウスに見学に行った数週間後、2軒目を見に行きました。
今度は家の近くにバス停があり交通の便よし。そしてスーパー近し。
この物件の良い所はなんと言ってもバスルーム広し!(デンマークのアパートのバスルームってめちゃくちゃ狭いんです🙀)
とても良い物件でしたが、お値段がちょっと高かったこと、それから1年以上住まなければならないといけないという条件があり、1年以上住めるか不確かだったのでお断りすることにしました。
物件を見学させてもらったあと、たまたま次の見学者に遭遇しました。
見学をさせてもらい、いくら物件が気に入ったからといって住まわせてもらえるわけではありません。家主がこの人に住んで欲しい!という人を選びます。
結局BoligPortalのサイトからは条件に合う良い物件が見つかりませんでした😱せっかく有料会員になったのに😂
住む場所見つからない、、もうどうしようと思っていた矢先・・・
たまた知人のデンマーク人が住んでいるアパートに空きがでて、そのアパートに運良く住まわせてもらえることになりました🏠✨
なんとラッキー。
結局知人のツテに頼るのが一番簡単で安心なのかもしれないなと思いつつ、私のデンマークでの住宅探しはなんとか終わりました。
2, 住宅探しが難しい理由
デンマークでの賃貸住宅探しが難しいのは、以下の理由が考えられると思います。
- そもそも住宅不足
- 家主に連絡をしても返事が遅い or 返事が返ってこない
- 賃貸向けの不動産がない
社会人になって稼げるようになると、デンマーク人はローンを組んで住宅を買う人が多いそうです。だから賃貸向けの不動産が存在しないのかもしれません。
- Waiting Listに登録していても、いつ空きがでるか分からない
登録してもいつ空きがでるか分からない、かつ少なくとも数年、長くて何十年と待たなければならないそう。
これは私の知り合いの知り合いの話ですが、子供が生まれた直後にその子供が大きくなった時に住む住宅を確保するために、親が子供の名前をWaiting Listに登録したそうです。なんと、Listに登録してから25年後に空きがでたとか😨
- 家賃が高すぎる
家賃が高いのでリビング・バスルーム・キッチンを共同で使用するシェアハウスが多く存在します。
また学生用の住宅は学生でも支払えるように通常のアパートよりもお値段が安め。
リノベーションしてあるアパートや新しいアパートは高額。もちろん安い物件もありますが、そういう物件は言うまでもなく人気があるので、コンタクトを早くとる必要があります。が、いくらコンタクトを早くとっても住めるとは限りません😱
などなど、様々な問題が要因として挙げられると思います・・😳
3, 次回のブログ
2019年10月に【De riges By (お金持ちの街)】というドキュメンタリー番組がデンマークの公共放送DRTVで放送されました。
この番組では、首都コペンハーゲンでは賃貸物件が値上がりしており、そこに目をつけた外国人投資家たちがコペンハーゲンの賃貸物件を買取して高額な金額で売り出し、ぼろ儲けしている💸・・という驚きの事実が伝えられました😨
その番組で放送されていた内容をご紹介したいと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました✨